逍遥自在・自然派集団

「グループ・大地を歩く会」

1988年より絲綢之路(絹の道)をフィールドにした冒険集団組織『日本シルクロード探検隊』(西燉代表)は西燉が北京に移住し解消された時、小倉眞市氏が後を継ぐ形でできたのが『大地の会』(93年設立/小倉眞市会長・西燉事務局長)である。その大地の会は93年より中国の辺境・秘境の旅を続けてきたが、97年夏を期に西燉は、大地の会の派生グループとして従来の過酷な自然挑戦への旅と、若者の冒険をテーゼとする自然派集団『グループ・大地を歩く会』と西燉の作家活動の『華草庵弁事処』を併設することにした。

逍遥自在・自然派集団グループ『大地を歩く会』は、「古代、歴史、文学、人間および自然回帰の旅」の原点の戻り、極力車や機器に頼らず、旅の本質である、自分の脚で、《歩く》をテーマにした「自然との共生」の旅を続ける事にした。国内外において、砂漠、山、森、河、湖などを拠点としたキャンプや山歩きを通して自然と共生することを主題とするものである。「逍遥自在」とは、ゆっくり焦らず、のんびり気ままにという意味があるが、忙しい私達も心の中に余裕と、ちょっぴり危険をはらんだ《遊び》をもって、大自然と人間の英知に向き合いたいと思う。