8月2日・・清水研修医
後期の臨床研修医は女性の歯科医師で清水保世さんです。確か・・・初日か二日目に、待合室で待っていらっしゃる患者さんに「はい、義歯をお返しします」と手渡して、わたしに「他の患者さんのいる前で義歯を返すバカがどこにいる」と怒鳴られ、3階の食堂の床にへたりこんで暫く一人で泣いていました。
大学の先生から清水は精神的に弱いところある、などと脅されていたのですが、結構しぶとくて、その後は結構楽しそうに臨床研修を続けていくことになるのです。
最初から厳しく歯肉の状態把握とコミニケーション、術者磨きなどを訓練されています。上の写真の立っている歯科衛生士は補助のためにいるのではないのです。清水研修医の態度や技量を観察(監視)しているのです。
8月24日主体化
清水研修医がフラップ手術を見学しているところです。終わってから「どのように処置をしたの書き出してごらん」と言われて書いたレポートが真ん中の写真です。絵を何回も書き直すなど悪線苦闘しているようすが分かりますが、問題はそんなことではないのです。
歯肉弁の根尖側移動の意味がよく分からないようなので「この中に書いてあるよ」と一冊の本を渡したのです。
数日後、「分かったか」と言う私に、「今ちょうどここまで読んでいます」と答えた清水研修医。
彼女は最初から順番にこの本を読もうとしているのです。今、分からないことだけを調べればいいじゃない、そうしないと身に付かないよ、と私。
知識の詰め込み過ぎはむしろ主体化の妨げになるというのが私の主張なのです。
9月19日正回転、逆回転
左上にセットしたアンレーのバニッシングを頼んだら、終わりましたと言っきた時が真ん中の写真です。
マージンの状態がむしろ悪くなってしまっているのです。
ハンドピースの持ち方も弱々しい・・・・。こんな基本的な事のやり取りを患者さんの前でやることはできないので、急いで写真を撮ってパソコン上でバニッシング時のバーの回転方向を確認してみたのです(下2枚の写真)。もちろん写っているのは清水研修医の手です、回転方向がしどろもどろ。例のように「お前はバカか!」と私に怒鳴られることになったのは言うまでもありません。

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